・自分棚卸とは
「自分棚卸」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
読んで字のごとく、自分自身を棚卸し(商品や資材の数量や状態を調査すること)するという作業で、基本的には人生設計や、自己理解のために使用されます。
しかし、内容を少し工夫することで、ビジネスモデルの構築や独立するためのヒントに繋げることができるのです。
この記事では、ビジネスに向けた自分棚卸がどんなものなのか、概略を解説していきたいと思います。
なお、具体的な内容について記載すると膨大な量になってしまうため、別記事での紹介を考えておりますので、しばしお待ちを。
・自分を棚卸しして、強みを理解する
自分棚卸を極限まで簡単に表すと、「あなたの長所、短所はなんですか?」を究極まで突き詰める行為と言えるでしょう。
ある意味の自己紹介文みたいなものを、みっちり長時間かけて完成させていきます。
なぜ起業しようと思ったのか。
成功したとき、自分とその周りはどのようになっているのか。
現在とのギャップは何があるのか。
当たり前にできるが、人から褒められること。
絶対にやりたくないこと…etc
こうやって自分自身の分析データを完成させ向き合っていると、今まで見えてこなかった強みが発見できます。
改めて自分という「商品」を客観的に深掘りしていくことで、社会に提供できる価値=ビジネスモデルを模索していくのです。
・脳の潜在能力を活用できる
自分棚卸をした結果として、人生の目標を明確にすることができ、それを脳がしっかりと認識することで、無意識に達成への道筋を示してくれるようになります。
人間の脳は非常に素晴らしい機能を有しており、「こうなりたい」「こうなる」と常に思っていると、その目標を実現するために必要な情報を自動的に集積するようになるのです。
一部ではこの動作は「NLP(神経言語プログラミング)」と呼ばれており、マインドセットを行う際に特に重要視されます。
日常生活の中で五感を通して脳に入力されてくる情報は膨大で、普段は情報の99パーセントは切り捨てられています。
しかし、脳に目標設定をインプットすることにより、切り捨てていた情報の中から、必要な情報だけをピックアップするようになるのです。
一つ、実験をしてみてください。
目を閉じた後に、頭の中で好きな色をひとつ思い浮かべます。
目を閉じたまま、閉じる前の風景の中にその色がどのくらいあったか、思い浮かべてみましょう。
そのあと目を開けると、その色が浮かび上がって見えるはずです。
このような仕組みを利用することで、目標達成に向けての思わぬ糸口を掴むことができるようになったり、徐々に情報が集積されることで引き出しが豊富になっていきます。
・起業の第一歩として最適
以上の理由から、脱サラしたいけど何から始めればいいか分からないという人にとって、まず初めに手をつけるに相応しい作業です。
自分棚卸を行い、自分という商品の価値を見出し、ビジネスモデルを模索する。
同時に目標設定を脳にインプットすることで、情報収集を開始する。
この流れが一番なのではないでしょうか。
起業に限らず、自分自身を見つめなおすという意味でも非常に有益な手法なので、ぜひとも活用して今後の人生を前向きに変えていただければと思います。
ではまた!
コメント